ComfyUIの再実行がすぐ終わる理由|キャッシュと変更した枝を確認する
確認日:2026-10-07 / 検証ラベルは本文記載の条件・範囲に限ります。
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同じWorkflowをもう一度実行して、すぐ終わっても異常とは限りません。ComfyUIは、条件が変わらない処理の結果を再利用する場合があります。この仕組みがキャッシュです。
今回は新しい絵を作る速度競争ではなく、「どの箱が実際に処理されたか」を確認します。サイズ変更だけの軽い例から始めるため、追加モデルは不要です。箱と線がまだ分かりにくい方はノード接続の基本を先に読んでください。
同じ画像と同じ数値なら、途中結果を再利用できる
検証ではLoad Image → ImageScaleを使い、その画像をPreview ImageとSave Imageへ渡しました。512×512のPNGを384×256へ中央切り抜きで変換する条件を固定し、同じグラフを再度実行しました。

実行履歴には、キャッシュで再利用されたノードを示すexecution_cachedの記録があります。同じ条件を再送した回では、前の計算結果を利用する記録を確認しました。画面で箱が順番に動かなかったことだけを、失敗の判断にしないでください。
再利用の範囲は、ノードの種類やキャッシュ設定、メモリの状態などで変わります。終了時間だけでは、すべてのノードが再利用されたかどうかは分かりません。PCを再起動した後にも同じ速度になる、という保証ではありません。
保存名だけの変更は、上流の変更と分ける
次に、入力画像とImageScaleを変えず、Save Imageの接頭辞だけを別名へ変更しました。これは保存の処理に関係する変更です。画像サイズの計算まで、必ず最初からやり直す必要があるわけではありません。
| 変えた場所 | 見直す部分 | 今回の狙い |
|---|---|---|
| 何も変えない | 実行履歴の再利用記録 | 同じ処理の再実行 |
| Save Imageの接頭辞 | 保存名と出力ファイル | 同じ画像の別名保存 |
| ImageScaleの幅 | サイズ変更とその後の箱 | 加工条件の変更 |
| 生成用KSamplerのSeed | 生成結果とその後の箱 | 新しい候補の生成 |
新しい候補を作りたいなら、保存名だけを変えても絵の内容は変わりません。逆に、同じ画像を別名で残したいなら、Seedまで変える必要はありません。出力名の整理とSeed・Steps・CFGの基本は用途が違います。
Seedが勝手に変わると、同じ条件のつもりでも違う
生成用のKSamplerには、実行後にSeedを固定するか、増やすか、ランダムにするかの設定があります。値を見比べる前に、実行後の動作が固定になっているか確認しましょう。
今回のサイズ変更テストにはKSamplerがありません。Seedの固定による女性キャラ生成は、再現条件を残す実験で別に扱います。「速かったから同じSeedだった」と逆算しないでください。
画像が出ない場合は、キャッシュ以外も確認する
結果を表示・保存する箱がつながっていない枝は、期待した出力になりません。Save Imageに線が来ているか、実行時のエラーがないか、Preview Imageだけで終わっていないかを確認します。キャッシュを消す前に、処理の行き先を見直しましょう。
必要な設定を変えたのに結果が同じなら、変えた箱が出力へつながる枝にあるかを確認します。未接続の箱の文章を書き換えても、現在の保存画像には反映されません。
今回の実測はWindowsのComfyUI 0.33.4、フロントエンド1.48.7、標準ノード、専用の検証フォルダー、CPU実行です。処理時間の一般的な目安や、GPU速度の優劣を示す測定ではありません。
公式資料と次の確認
2026年10月7日に、実行履歴と公式実行エンジンを照合しました。画面操作で止まる場合はWorkflowのエラー対処へ。速さより先に「今回、どの条件で何を作ったか」を記録すると、比較が混乱しにくくなります。