ComfyUIのサブグラフ|11ノードをまとめて再利用
確認日:2026-09-28 / 検証ラベルは本文記載の条件・範囲に限ります。
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線が増えたワークフローを見返すと、どこから手を付けるか迷います。ComfyUIの「サブグラフ」は、選んだ複数のノードを一つの箱にまとめる機能です。箱を開けば内部の配線を編集でき、まとまった状態で別のワークフローにも置けます。
この記事では、Hires Fixの標準11ノードを題材に、まとめる→中を見る→保存して読み直す→ノードライブラリから再利用する、という順で試しました。画質や生成速度の比較ではありません。箱と線の読み方を理解し、一つのワークフローを動かせる方に向けた手順です。
先に作業用のコピーを用意する
Hires Fixの配布JSONをダウンロードし、ComfyUIでCtrl+Oから開きます。元の作業を残すため、今回は別タブに読み込んだコピーで操作しました。JSONにモデル本体は含まれないため、実行前にCheckpointを手元の対応するSD1.5モデルへ選び直してください。モデルの系列が違う状態での動作は確認していません。
実行履歴に記録されたフロントエンドは1.48.7です。今回はHires Fixの標準11ノードを使う構成で確認しました。既存のRealistic Vision V5.1(作者SG161222、SD1.5系)を使い、画面内のマグカップ画像を生成しています。モデル本体は配布しません。公式のサブグラフ説明によると、サブグラフにはフロントエンド1.24.3以降、ノードライブラリへの登録には1.27.7以降が必要です。メニューが見つからない場合は、まずフロントエンドのバージョンを確認してください。更新そのものは本記事では検証していません。
11ノードを一つの箱にまとめる
キャンバスの空白をクリックしてからCtrl+Aで11ノードを選び、選択時のツールバーで「選択範囲をサブグラフに変換」を押します。今回はルート側が一つのサブグラフになり、内部に元の11ノードが残りました。次の画面は、保存したJSONを別タブに読み直した後の実際の表示です。

箱にまとめても設定がすべて消えるわけではありません。今回の構成では、文章、Seed、保存名などの欄が外側から見えました。ただし、外に出る欄は元のノード構成によって変わります。実行前に必要な入力が残っているか確かめてください。
箱の中に入って配線を確認する
サブグラフの右上にある内部へ入るアイコンを押すと、元のノードと線を見られます。今回の二段階生成では、一段目の画像を潜在画像のまま拡大し、二段目のKSamplerへ渡す流れを確認しました。作業を終えたらEscキーまたは上部のパンくずから外へ戻ります。

「箱を開けずに調整したい設定」と「内部だけで触ればよい配線」を分けて考えると、次に使うときに迷いにくくなります。ここでワークフローを変更したら、実行して結果を確認し、別名で保存しておきましょう。
JSON保存と再読込まで確認する
画面のワークフローメニューから「エクスポート」でJSONを保存し、別タブでCtrl+OからそのJSONを読み直しました。一つのサブグラフとして再表示され、同じ構成を実行できました。保存前には、使用するCheckpointと外側の入力欄をもう一度確認してください。JSON保存とPNGからの復元をまだ試していなければ、基本の保存手順を先に確認できます。
今回の実行履歴は、元の11ノードに展開した構成、一つのサブグラフ、再読込したサブグラフ、後述のライブラリから置いたサブグラフで、それぞれ成功を確認しました。ただし、最初の実行後は計算結果のキャッシュが使われています。四つの独立した新規生成や、速度改善を示す結果ではありません。
ローカルのノードライブラリから使い直す
まとめたサブグラフを選択し、「サブグラフを公開」から名前を付けると、自分のノードライブラリに登録できます。ここでの「公開」は手元のComfyUI内で再利用できるようにする操作です。Webへの投稿やAinavoraサイトへの公開ではありません。
検証では、登録した項目が「マイブループリント / User」に表示されました。別の空ワークフローでその項目を選び、キャンバスへ配置して実行できています。

今回の11ノードでは、選択ツールバーから元のノードへの展開もでき、実行も成功しました。ただし展開時にブラウザのコンソールへ「Missing Link ID」の警告が出ました。ほかの構成でも安全に展開できるとは断言できません。展開前にコピーを保存し、展開後は線と出力を確認してください。動かない場合はワークフローのエラー切り分けに戻れます。
サブグラフは配線を隠して終わる機能ではありません。あとで開いて直せるまとまりを作り、JSONで持ち運び、必要なら自分のライブラリから置き直すための機能です。まずは動作が分かっているワークフローのコピーで試すと、変換前後を比べやすくなります。
参考:ComfyUI公式:Subgraphs。画面と実行結果は2026年9月27日に上記の構成で確認したもので、カスタムノードを含む全ワークフローでの動作を保証しません。